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「カメラを止めるな」は何がすごい?3つのポイント

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本記事では「カメラを止めるな」のワンカット撮影とその他のポイントを解説することで、この映画は何がすごいのか説明します。また、爆発的にヒットした理由から面白くないと言われる理由も検証していますので、ぜひご参考にしてみてください。

「カメラを止めるな」何がすごい?謎に迫る

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「カメラを止めるな!」は日本の映画作品で、ワンカット撮影という手法を用いて制作されたことで有名です。この映画は一つのカットで物語が進行するというユニークなアプローチを取っており、その点が多くの人に注目され支持されました。

「カメラを止めるな!」は、2018年に公開された日本映画です。低予算ながらも世界中で大ヒットを記録し、日本映画界に大きな衝撃を与えました。

「カメラを止めるな!」の作品情報

  • 【公開】2018年(日本映画)
  • 【脚本・監督】上田慎一郎
  • 【キャスト】濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細田学、市原洋、山崎俊太郎、大澤真一郎、竹原芳子、吉田美紀、合田純奈、岩地紗希奈、秋山ゆずき、山口友和、藤村拓矢、高橋恭子、イワゴウサトシ

作品概要

映画製作の専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品。ワークショップの参加者たちは監督、脚本家、俳優、カメラマンなど、さまざまな役割を分担して制作に取り組みました。

「カメラを止めるな!」は、ワンカット撮影による臨場感とリアリティ、低予算ながらも高いクオリティ、意外性や笑いの要素が組み合わさって、日本だけでなく、世界中で爆発的なヒットとなりました。この映画の何がすごくてヒットしたのかを見ていきましょう。

「カメラを止めるな!」がすごいと言われる理由

「カメラを止めるな!」がすごいと言われる理由は、3つあります。

すごいポイントー 全編ワンカット撮影である

「カメラを止めるな!」は、全編がワンカット撮影で構成されています。ワンカット撮影とは、撮影中にカメラを止めずに撮影することです。

この手法は映画制作においては非常に難易度が高く、観客はまるで映画の中の世界に入り込んだような臨場感とリアリティを味わうことができます。この斬新なアプローチは多くの人の興味を引きつけました。

「カメラを止めるな!」では俳優たちの演技やカメラの動き、編集のタイミングなど、あらゆる要素も完璧に調和。ワンカット撮影であることを忘れてしまうほどの臨場感を実現しています。

映画のワンカット撮影、または「ワンショット撮影」がすごい理由を詳しく説明します。

  1. 技術的な難易度: ワンカット撮影は、カメラが常に動いているため、カメラマン、俳優、スタッフ全員の正確なタイミングが必要です。一度のミスで、シーン全体を撮り直さなければならないこともあります。
  2. 没入感の強化: 編集によるカットがないため、視聴者は一貫した視点から物語に没入することができます。これにより、映画がリアルタイムで進行しているかのような感覚を生み出します。
  3. 物語の流れの維持: 伝統的なカットや編集を使用しないことで、物語のテンポやリズムを保つことができます。これは、緊張感を高めたり、特定の感情的な反応を引き出すのに役立ちます。
  4. 芸術的な表現: ワンカット撮影は、映画製作者が視聴者に強い印象を与えるための芸術的な手法として使用されます。これは、映画のスタイルやトーンを強調し、独特の視覚的体験を提供します。
  5. 挑戦と創造性: この手法は、映画製作者にとって大きな挑戦を意味しますが、同時に彼らの創造性を最大限に引き出す機会でもあります。通常の撮影では考慮されない多くの要素を計画し、調整する必要があります。

有名なワンカット映画の例としては、サム・メンデス監督の「1917」アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の「バードマン」などがあり、これらの映画はその撮影技術によって多くの賞を受賞しています。

すごいポイント2ー低予算なのにハイクオリティ

2つ目は低予算ながらも高いクオリティという点です。「カメラを止めるな!」はわずか200万円の低予算で製作された作品です。

日本映画は制作規模によって次のような予算感があります。

低予算映画:数百万円から数千万円独立系の映画や新人監督の作品がこれに該当します。限られた予算の中で、ストーリーテリングやオリジナリティに重点を置いた作品が多いです。
中規模映画:数億円既に一定の知名度を持つ監督や、中堅の俳優を起用した作品が含まれます。商業的な配慮と芸術性のバランスを取ることが多く、幅広いジャンルの映画がこのカテゴリーに属します。
大規模映画:10億円以上トップクラスのスター俳優や有名監督が関わる大作映画で、国内外での大々的な宣伝がなされます。特殊効果やアクションシーンなど、高額の制作コストがかかる要素を多く含む作品が多いです。
日本映画の予算感

「カメラを止めるな!」は低予算映画に分類されますが、ワンカット撮影やゾンビの特殊メイクなど、高いクオリティが実現されています。低予算で製作されたにもかかわらず高いクオリティで制作されていることは、映画業界の関係者にも衝撃を与えました。

参考までに日本映画の制作費の例を挙げます。

『のぼうの城』(2012年)戦国時代を舞台にした歴史的なドラマ映画です。制作には大規模なセット、豪華な衣装、大勢のエキストラが必要でした。報告によると、その制作費は約20億円(およそ1800万ドル)でした。
『シン・ゴジラ』(2016年)庵野秀明監督によるこのゴジラ映画のリブートは、特殊効果とCGIの大幅な使用が特徴でした。その制作費は公表されていませんが、一般的に大規模な特撮映画の制作費は数億円から数十億円とされています。
『るろうに剣心』シリーズ人気マンガの実写版映画です。アクションシーンや時代背景の再現に多大なコストがかかっています。具体的な数字は公開されていませんが、こうした大作映画の制作費は通常、数億円から数十億円にのぼることが一般的です。
日本映画の制作費の例

これらの数字は、映画のプロモーションやマーケティングのコストを含まない純粋な制作費です。

すごいポイント3ー予想のつかない展開

3つ目は、予想のつかない展開となっている点です。ゾンビ映画の常識を覆すような展開やラストシーンの衝撃など、観客を驚かせてくれる要素が満載です。

この予想のつかない展開が観客の興味を惹きつけ、最後まで飽きずに楽しむことができる理由のひとつとなっています。これらの理由から「カメラを止めるな!」は、日本映画のみならず世界中の映画ファンを魅了した作品と言えるでしょう。

アメリカで製作された低予算映画「ソウ」の製作費の約1/4

低予算ながら大ヒットした作品と言えばアメリカで製作され、大ヒットシリーズとなったスリラー映画「ソウ」。映画「ソウ」の製作費は120万ドル(およそ1億3千万円)で、映画「カメラを止めるな!」の製作費は2〜300万円と、その差は約40倍にもなります。

映画「ソウ」と映画「カメラを止めるな!」は、低予算映画の可能性を広げた作品と言えます。

「カメラを止めるな! 」はなぜ爆発的にヒットしたのか?

「カメラを止めるな!」が爆発的にヒットした理由は、いくつかの要因が組み合わさった結果です。

  • SNSによる拡散
  • 意外性と笑いの要素
  • 映画祭での成功

SNSによる拡散

「カメラを止めるな!」はSNSで話題となり、多くの人に拡散されました。そのため、多くの人が映画を観るきっかけとなり、ヒットにつながりました。

視聴者は「カメラを止めるな!」を観た後、感想や興奮をSNS上でシェアし、その情報が広がりました。特に、ユニークなワンカット撮影の要素や映画の面白さなどはSNSで話題になりやすい要素です。

意外性と笑いの要素

「カメラを止めるな!」はゾンビ映画というジャンルながらも、意外性や笑いの要素が盛り込まれています。

ゾンビ映画というとシリアスな雰囲気の作品が多いですが、「カメラを止めるな!」は意外性や笑いの要素が盛り込まれることで、幅広い層の観客に受け入れられるようになりました。

映画祭での成功

映画祭は映画の評価を高め、国際的な知名度を向上させる場です。「カメラを止めるな!」は、世界中の映画祭で成功を収め、海外からの注目を集めヒットにつながりました。

カメラを止めるなの実績と受賞歴

・2018年の邦画興行収入ランキング7位
・第42回日本アカデミー賞「最優秀編集賞」「話題賞」
・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で「ゆうばりファンタランド大賞」
・第24回 AMD Award '18
・フランスの日本映画祭「KINOTAYO現代日本映画祭」で「ソレイユ・ドール賞」(観客賞)

これらの要因が組み合わさって「カメラを止めるな!」は、日本だけでなく世界中で爆発的なヒットとなりました。

特にフランスでは大人気で、「Final cut」と言う名前でアカデミー賞受賞監督によるリメイク版が制作されます。

「カメラを止めるな!」はワンカットじゃない?

映画「カメラを止めるな!」は、前半が37分間ワンカット撮影で構成されています。しかし、厳密には「ワンシーン・ワンカット」であり、ワンカットとは異なります。

ワンカットとは、カメラが一度も切り替わらずに撮影されたシーンのことです。一方、ワンシーン・ワンカットとはカメラが一度も止まることなく撮影されたシーンであり、かつ、そのシーンが1つのシーンとして成立しているものです。

「カメラを止めるな!」の冒頭シーンではカメラが一度も切り替わらないまま、37分間ノンストップで撮影されています。しかし、シーンの途中で、カメラの位置や向きが変更される箇所があります。

しかし、カメラが一度も切り替わらないまま、37分間ノンストップで撮影されたシーンであることは間違いないため、ワンカットに近い撮影方法であると言えるでしょう。

「カメラを止めるな!」は何がすごい?過大評価されている?

「カメラを止めるな!」はワンカット撮影や低予算など、さまざまな要素が組み合わさって多くの人に支持される作品となりました。その一方で、「カメラを止めるな!」は過大評価されているとの意見も見られます。

「カメラを止めるな!」は知恵袋では面白くないとの意見も

「カメラを止めるな!」は知恵袋では面白くないとの意見もあります。主な理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • カメラの動きが不自然でリアリティが感じられなかった
  • 素人っぽさが気になった
  • 期待外れだった
  • ストーリーやテーマ性がよくわからなかった
  • 俳優たちの演技が下手

低予算であるため「素人っぽい」や「演技が下手」という残念な評価も出てきしまいます。

しかし、映画は人によって感想が分かれるものであるため、「カメラを止めるな!」もすべての人に受け入れられる作品であるとは限りません。

「カメラを止めるな!」を面白いと思うかどうかは、映画を見たあなたが判断してね!

「カメラを止めるな!」海外の反応は?

Rotten Tomatoesより

アメリカの映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、批評家スコアが100%、オーディエンススコアが87%を獲得しています。(記事執筆時)また、イギリスの映画批評サイト「Empire」では、5つ星満点中4つ星を獲得しています。

海外の映画評論家からは、以下のような評価が寄せられています。

  • 死にかけたジャンルに新しい命を吹き込んだ
  • コメディーとしても魅力的な作品だ
  • 低予算ながらも高いクオリティだ
  • ゾンビ映画というジャンルを超えた作品。

海外では、映画「カメラを止めるな!」をベースにしたリメイク作品も制作されているので、海外でも多くの人から高い評価を受けている作品です。

日本よりも海外の方が高評価を受けてる印象があります。

まとめ:「カメラを止めるな!」はワンカット撮影という手法で映画の可能性を広げた作品

最後に、映画「カメラを止めるな」の3つのすごいポイントについておさらいします。

  1. ワンカット撮影の技術:
    • 映画はそのユニークな「ワンカット撮影」技術で知られ、これは物語が一つの連続したショットで進行することを意味します。この技術は高度なスキルと計画を要求し、観客に映画の中にいるかのような没入感を提供します。
  2. 低予算、高品質:
    • 「カメラを止めるな!」は約200万円という非常に低い予算で製作されましたが、そのクオリティは高く評価されています。この映画は、低予算ながらも技術的なスキルと創造性を組み合わせ、高品質のエンターテイメントを提供しました。
  3. 予測不可能なストーリー:
    • 映画は観客を驚かせる多くの予想外の展開を含んでおり、特にゾンビ映画のジャンルに新しい息吹をもたらしました。そのユーモアとオリジナリティは、幅広い観客を引きつけました。

以上です。

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