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漫画 雑学

【画像】はだしのゲンの「ギギギ」はどういう表現?実際のシーンは?

はだしのゲンを読むと、「じゃけえ」で終わる広島弁に加えて、「ギギギ」という独特な痛み声が印象に残ると思います。この記事では、「ギギギ」について研究していきます。

はだしのゲンの「ギギギ」の登場シーン

まずは、実際にはだしのゲンに出てくる「ギギギ」を見ていきましょう。

辛い状況の時のギギギ

ギギギのシーン
漫画「はだしのゲン」より

原爆を受けて倒壊した家の下敷きになっている、ゲンの弟「進次」と妹「英子」が発している断末魔として『ギギギ』が採用されています。

生きたまま火に焼かれ、家の下敷きになり逃げることができない、ジリジリと自分の肉体が焼けていくのをひたすら耐えるしかない。
そんな時に発する辛い辛い状況の声が『ギギギ』です。

病気で苦しい時のギギギ

漫画「はだしのゲン」より

こちらは原爆症で苦しんでいるおじさんが、死ぬ間際に発する「ギギギ」です。

後半に登場するシーンです。
家族から原爆症が移るとして看病してもらえないおじさんを、はだしのゲンはお金を稼ぐために、家族の代わりに看病してあげます。
ゲンの看病の甲斐も虚しく、おじさんの原爆症は重傷化してしまいます。

最後におじさんは家族に仕返しをするのですが、このシーンでは義姉に対して血を吐いています。
血を吐くほど原爆症がひどくなり、おじさんは体が蝕まれて辛く痛い状況です。
そんな時に発する辛い痛い状況の声が『ギギギ』です。

痒い時のギギギ

漫画「はだしのゲン」より

戦後は食べ物が十分にないため、栄養不足によって体にできものができやすいです。
ゲンの親友である隆太も同じく、体にできものができています。

このシーンでは痒くて痒くてしょうがないのに、声も上げられない。
そんな時に発する我慢を表す声としても『ギギギ』は採用されています。

漫画「はだしのゲン」より

これは、隆太が親友であるムスビを嵌めたヤクザに拳銃を持って敵討ちに行ったシーンです。
ヤクザは拳銃を見せられて死を予感し、「ギギギ」発しています。

物理的に痛みを感じていなくても、胸がキリキリするような状況で、体の奥から出てきた「ギギギ」と言えます。

はだしのゲンの「ギギギ」の類似表現

はだしのゲンといえば「ギギギ」があまりにも有名ですが、他にも辛い状況を表す表現はあります。

↓「ギエッ」

漫画「はだしのゲン」より

隆太が拳銃でヤクザを撃つシーンです。
こめかみを撃ち抜かれているため、即死と思われます。
この一瞬の出来事の時に出るのが「ギエッ」であり、辛い状況が数秒〜しばらく続く「ギギギ」とは明確に異なる表現となっています。

総括:漫画「はだしのゲン」における「ギギギ」について

この記事のポイントをまとめます。

  • はだしのゲンで「ギギギ」は身体の痛みを感じる時に出る声として描かれている。
  • はだしのゲンで「ギギギ」は辛い状況で出てしまう声としても描かれている。
  • はだしのゲンで「ギギギ」は死を予感する状況でも出てしまう声として描かれている。
  • はだしのゲンの「ギギギ」の類似表現として「ギエッ」があり、一瞬の痛みを感じる時に出る声である。

以上です。

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